A03:株式会社イークラフトマン(2024年度レポート)

活動報告(令和6年度年次レポートより)
1.イークラフトマンの企業概要
株式会社イークラフトマン(以下「イークラフトマン」)は、2007年創業。「クラウドEDI」(共通EDIプロバイダ)および「イーセールスサポート」(レベル2業務アプリ)を提供し、主に北海道地域の食品管理・流通、物流業界で業務サポートを行っている。ベトナム等の海外進出も行っている。
2017年に経済産業省から「地域未来牽引企業」として認定されており、地域経済の発展に寄与する企業としての役割を果たしている。
2.イークラフトマンの最近の動向
(1)札幌市から、「SAPPORO NEXT LEADING企業」【上場支援コース】に認定
札幌市は、札幌経済を牽引することを目指す市内企業を「SAPPORO NEXT LEADING企業」として認定している。
2024年1月に、イークラフトマンは、上場支援コースに認定されている。
(2)北海道コンサドーレ札幌とクラブパートナー契約
株式会社イークラフトマン及び同社が運営するオンラインショップ「いーうめ本舗」は、北海道コンサドーレ札幌と2024年シーズンクラブパートナー契約を締結。契約に伴い、「いーうめ本舗」にてセール企画やコラボ商品などを展開。
3.イークラフトマンの海外展開の進展
(1) ベトナムへの進出
イークラフトマンは、2014年にベトナム・ホーチミンに現地法人「イークラフトマンベトナム」を設立した。この拠点では、商取引や物流管理システムの開発・普及を行い、道産食品の輸出支援も展開している。ベトナムは親日国家であり、IT人材のコストパフォーマンスが高いことから、同社はこの国を重要な市場と位置付けている。新山社長は、ベトナムを「ハブ」として、東南アジア全体への展開を視野に入れている。
(2) ウズベキスタンへの進出
イークラフトマンは最近ではウズベキスタンにも新たな開発拠点を開設する計画を発表している。この拠点は、タシケントにあるIT産業の集積地「ITパーク」内に設置される予定で、日本企業からのシステム開発を請け負うことを目指している。イークラフトマンがウズベキスタンに進出する背景には、いくつかの重要な理由がある。
① IT産業の成長と政府の支援
ウズベキスタン政府は、IT産業の発展を強く推進しており、特にタシケントに設立された「ITパーク」は、IT企業に対して税制優遇やインフラの整備を提供している。このような環境は、イークラフトマンが現地での事業を展開する際の大きな魅力となっている。
② 人材の確保とコスト効率
ウズベキスタンは、若くて優秀なIT人材が豊富に存在する国。イークラフトマンはこれらの人材を活用することで、コスト効率の良い開発体制を構築できると考えている。さらに、現地の人材を活用することで、言語の壁を越えたコミュニケーションが可能になり、業務の円滑化が期待される。
③ 市場の拡大と競争力の強化
イークラフトマンは、ウズベキスタンを拠点にすることで、中央アジア市場へのアクセスを得ることができる。ウズベキスタンは地理的に重要な位置にあり、周辺国へのビジネス展開を容易にするため、地域全体での競争力を高めることが可能となる。
④ 既存の海外展開の延長
イークラフトマンはすでにベトナムに現地法人を持っており、海外展開の経験を活かしてウズベキスタンへの進出を図っている。これにより、過去の成功事例を基にした戦略的なアプローチが可能となり、リスクを軽減しながら新たな市場に挑戦することができる。


